免疫力を高める食事療法のご紹介

免疫力を高めるために、どんな食事をすればいいか?ここで詳しくご紹介してきます。

ご存知のように、発酵食品と食物繊維は、体内の免疫の60~70%が存在するといわれる腸の環境を整えるのに不可欠なものです。また、腸内環境を整えることは便秘の解消に結びつき、肌荒れといったトラブルを減らし、大腸がんなどの病気のリスクも少なくできる可能性があります。

たんぱく質やビタミン、ミネラル類は、免疫細胞を産生したり活動を活性化するのに必要です。もちろんこれらの栄養素が、健康的な生活に直結することはいうまでもありません。

それ以外にも、免疫力を落とさないために毎日の生活で心がけたい点があります。それは、自分の平熱を知ることです。「体温が1度下がると免疫力は30%落ちる」といわれています。平熱が36度を切る人は、免疫力が低くなっているおそれがあるのです。

それを取り戻す方法の一つが、筋肉をつけることです。運動をしていない状態でも、筋肉は常にエネルギーを代謝して熱をつくっています。体温のうち、約40%が筋肉から産生されているともいわれているのです。間違ったダイエットで体重を落としても、筋肉が落ちてしまっては何にもならないのは、免疫力の面から考えても当然です。

また、最近の研究では、筋肉を使った運動で分泌される生理活性物質は、脂肪を分解することで肥満の予防に役立つことがわかっています。筋肉の減少を防ぐためには、ウォーキングより少し負荷のかかる運動を週2~3回続けることがポイントです。

そして、熱を産むために必要な糖質を適度に摂ることも必要です。たんぱく質も筋肉のもとになるだけでなく、熱産生に必要です。また、各種ビタミンやミネラル類も、熱産生をサポートするためには欠かせません。

なぜ、体温が上がると免疫力が上がるのでしょうか。

その理由の一つが、血流がよくなることです。血液の中には当然、免疫を担当する細胞が集まっている白血球がありますが、白血球が体中のすみずみを巡ることで、免疫力が発揮されるからです。

もう一つの理由が酵素の活性化です。食べ物の消化吸収や細胞の新陳代謝などで活躍するのが酵素で、私たちが生きていくために必須のものです。そんな重要な酵素ですが、一番活性が高まるのは体温が37度前後といわれているのです。

免疫力が低下していないかどうかを把握するために、普段から自分の平熱を測っておくことも重要といえるでしょう。1日1回体温計で測定することを、しばらく続けてみるのはいかがでしょうか。

必要な栄養素はサプリメントなどに頼り過ぎるのではなく、毎日の食事で摂るのが本来の形です。どの食材が有効かということにこだわりすぎるより、自分が普段、あまり食べていないものに手を伸ばすことも考えましょう。

例えば、葉物野菜だけでなく根菜、豆類といった複数の食材を摂ることです。朝食で卵、昼食で肉類を食べた時には、夕食は魚にするなど、おかずのバリエーションにも気を配ってみましょう。また、外食をする場合、定食屋では筑前煮、ひじきの煮物、切り干し大根といった小鉢を、ファストフード店ではサラダをプラスするのもいいでしょう。

いろいろな食材を摂ることこそ、多くの栄養素を摂ることにつながります。そして、旬の野菜や魚類を食べることは栄養面だけでなくおいしさの面でも効果的ですし、季節ごとに新鮮な感覚で食べることができます。楽しく食事をし、そして筋肉をつけて免疫力アップにつなげましょう。

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